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カビ、湿気対策

暖かくなり、模様替えにも最適の季節になりました。年度変わりで生活が変わる方もいらっしゃるのではないでしょうか。こんなとき、模様替えついでにカビ対策もしておくとよいと思います。でも、防カビ剤などは強い薬品を使っていることもあり、身体への影響も気になるところです。
そこで、今回は、身体にやさしいカビ対策、湿気対策についてご紹介します。

自然素材を使う
   

最近人気があり、商品も多い。
炭の特徴

多孔質で、この穴に微生物が住み着き有機物やガスを分解するので、
水を浄化する
臭いを消す
湿気を吸放出する

木炭にはマイナスイオンを発生する働きがあり、
室内清浄効果が高い


炭を使った建材、内装材

木炭入り畳
ワラ床の中に木炭をはさんだ畳。調湿温性、消臭、空気の浄化、カビ防止、ダニをよせつけないなどの効果あり。 木炭入り畳
調湿用木炭
床下に置いて湿度を調節し、土台の腐食や白蟻被害を防ぐ。室内の湿度対策にも 有効。
*白蟻駆除剤は、毒性が強い薬品を使っていることが多く気化しやすいので、人体にもあまりよいとはいえません。

調湿用木炭
活性炭シート
吸着、調湿能力の高い活性炭をシート状に封人したもの。畳やカーペットの下に敷いて、カビ、ダニ予防に効果あり。
押入やタンス、食器棚、げた箱の中に敷いても。
活性炭シート

  紙クロス・和紙クロス  

一番多く出回っているのはビニールクロスですが、これには調湿性がないため、表面はともかく、下地との間にカビが生えやすくなります。このため、防カビ剤などを含ませたものもありますが、かえって人体によくないこともあるので過剰は禁物です。
紙や和紙のクロスなら、呼吸をしているため、調湿効果もあり、また、ゴミとして燃やしても有機物質が出ないので環境にやさしいといえます。ただし、ビニールに比べると薄いため、下地の凹凸が出やすいので、リフォームで施工する場合は業者とよく相談することが大切です。
最近では、ビニールクロスでも通気性に優れているものも出てきています。

ルナファーザー(紙製)

有害物質を極力抑え、通気性、吸湿性に優れているので、結露やカビ防止に効果的。
塗装することもできるので、汚れたり模様替えしたいときは、上から塗ることもできる。

ルナファーザー(紙製)

月桃和紙

沖縄に群生する月桃という多年草から作られる壁紙。柔らかな落ち着いた風合いのものが多い。
特徴
呼吸機能による通気性
月桃の成分による防カビ、防虫効果
化学処理によらない防炎性
紫外線にも強い

この他、大きなリフォームをする際に、漆喰や珪藻土などの土壁にする、無垢の木材を壁や床に使う、など呼吸する自然素材をうまく使っていくこともできます。ホームステップでも情報収集をしていますので、気になる方はお問い合わせ下さい。

joho@homestep.com